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【書籍レビュー】イラストをそれっぽく描くコツ(著:96こげ)【結構上手く描けるたった1つのポイント】

凝った絵じゃなくてもいいから、自分の頭にあることをイラストで表現したい!(あいさつ)

お絵描き修行中の泥沼(どろぬま)と申します。

色んなイラスト教本で、ひと通り描き方を勉強したんですが、その通り描くと時間がかかり過ぎちゃうねん…

頭の中に浮かんだネタ絵や漫画をたくさん発信したい!そして、そこそこの絵の上手さは欲しい!

そんな僕のような人にぴったりの本があったので紹介します。

  • 気楽に楽しくイラストを描きたい
  • 描くための難しい知識をたくさん覚えるのは疲れた
  • 上達のために、イラストをたくさん完成させて数をこなしたい
  • 漫画などをメインに描きたいから、きれいに描き込まれたイラストを描けなくてもいい

96こげさんの本『イラストをそれっぽく描くコツ』はそんな人たちにおすすめしたい一冊です。

プロから指導を受けたことも専門学校にも行ったことがないけど、イラストが楽しくて仕方がないと話す著者の96こげさん直伝の、最低限伝わるイラストの描き方のたったひとつのコツを解説していきます。

カジュアルな96こげさんの絵、かわいいよねー。

イラストをそれっぽく描くコツ(著:96こげ)

シルエットに注目して描く

イラストを描くのに大事なのは、描きたいものを「シルエットから描く」ことだと語られています。

シルエットとは、↓のようなキャラクターやモノの一番外側の輪郭のことです。

シルエットさえ似ていれば、結構上手く見えます。

シルエットさえ似ていれば、後は気合いをあまり入れず、苦手だったり面倒くさいところは描き込みすぎなくても大丈夫です。

仕事じゃないので、嫌なことを我慢して描く必要はありません。興味がない部分は力をおさえて、描きたい部分に時間を使った方が楽しいです。

輪郭から描くことの描きやすさについて

ここからは僕の考えですが

実は、輪郭から描くやり方は、皆さん意識せずともやっていると思います。

たとえば、この見取り図を書き写すときは、どんな順番で書きますか?

普通、↓のように、まず外側の輪郭を描いてから、その後に中身を描いていく順番かと思います。

↓のように中身の部屋をひとつひとつ描くやり方より、輪郭から先に整えて描くやり方の方が描きやすい

見取り図も人物画も、どちらも同じ二次元のイラストと言えば同じです。

見取り図が輪郭から描く方が描きやすいということは、人物イラストにも当てはまると言えるのではないでしょうか。

「それっぽく描く」3ステップ

それでは、本書の描き方を実践していきます。

先ほどの↓の写真をイラストにしたいと思います。

【ステップ0】シルエットを観察する

「用意した資料のシルエット部分はどこだろう…」

よく観察します。この写真だとこんな感じですね。

注意:シルエットの内側は最初は意識しない

この本では「最初に、内側のポーズは見ない」と書いてあります。

↑のように、「骨組みがどうなっているか」とか「関節がどうなっているか」とかは絵を描く最初の段階では考えずに、まずはシルエットなんです。

【ステップ1】シンプルな形でシルエットを描く

単純な形でシルエットを描いて行きます。資料の輪郭を正確になぞったようなシルエットでなく、

↑こんな感じで、だいたい似てればそれでOKです。

【ステップ2】シルエットの中にアタリを描く

シルエットが描けたら次はアタリ(本番の線画を描く前の目印)を描いていきます。

アタリに特別なルールはありません。「これくらいアタリを描けば、線画にいけるな」と、自分が感じるところまでアタリ線を描いていきましょう。

ちなみに本書内の63個の作例すべてに、96こげさんがどういうアタリを描くかが載っています。63個!?ぱねぇ!

僕はたくさん目印が無いと本番が描けないタイプなので、色んな色をつかってぐっちゃぐちゃにアタリを描きます。

ぐっちゃぐちゃです。

【ステップ3】シルエットとアタリを目印にして細部を描く

シルエットとアタリが描けたら、いよいよ線画です。もとの資料をよく観察しながら、ディティールを描いていきます。

じゃん

結構うまく描けてる!!

おまけで色を塗ってみました。

【参考】閉じた目の描き方について

もしよければ、閉じた目の描き方について解説した僕の記事もご覧ください。おすすめのイラスト参考書を紹介しながら解説します。もしよければ!

【実践】実際に描いてみたメイキング

ここまでが一章の内容です。

ここまで読んだうえで、「もっと顔を描き込みたい」「髪のながれを描き込みたい」と思った場合は、この本の二章の内容へ進んでください。さまざまな顔の向き、表情、ポーズなど「それっぽく描く」ためのヒントが満載です。

ということで、この本のやり方を参考に実際に描いてみたイラストのタイムラプスです。

本書に出てくる、タートルネックのお姉さんを描いてみました。

所要時間は約1時間くらいです。普段はいつもこだわり過ぎて10時間以上かけちゃうんですが、これくらいラフに描くぞ!って意識すれば、マジで時短で描けるんですね。

かわいく描けたと思います!!

ちなみに参考にした写真資料は↑の写真です。

これが

こうじゃ!

本の内容まとめ

  • それっぽく描くポイントはシルエットを似せること
  • シルエットから描くと描きやすいし、出来上がりの違和感もない
  • アタリ線は自分の好みで。96こげさん流のアタリがたくさん掲載されているので参考に
  • 線画を描くとき、資料をよく観察してディティールを描き込む
  • さまざまな顔の向き、表情、ポーズなど「それっぽく描く」ためのヒントが満載

イラストをそれっぽく描くコツ(著:96こげ)

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