
キャラクターは頑張って描けた!背景は・・・とにかくいい感じで!(あいさつ)
お絵描き修行中の泥沼(どろぬま)と申します。
背景を描いてイラストを完成させたいんだけど、屋内や屋外の絵を背景に描くの難しすぎるねん。
風景的な背景を描かなくてもめちゃめちゃオシャレ!そういう絵を描けるようになりたい!
そんな僕のような人にぴったりの本があったので紹介します。
- オシャレなイラストを描きたい
- 難しい背景を描くには実力不足だと感じる
- 上達のために、イラストをたくさん完成させて数をこなしたい
mashuさんの本『イラストが映える デザイン背景のきほん』はそんな人たちにおすすめしたい一冊です。
「絵がうまくなっていくために最も重要なことは『絵を完成させる』ことの経験」、と話す著者のmashuさん直伝の、「誰もができるかんたんな魅せ方の4つのテクニック」を解説していきます。
mashuさんの絵、ファンシーでかわいいよねー。

イラストが映える デザイン背景のきほん(著:mashu)
「盛り付け方」で絵の完成度はグッと上がる
街並みや自然などの背景を描くには、パースなどの知識がなければなかなか思うように描けないと思います。
そこで、本書ではそういった難しい背景を描かなくても、魅力のあるイラストを完成させられる4つのテクニックを紹介しています。
- 背景を塗る
- フレームをつける
- 関連性のあるモチーフを描く
- フォントを添える
これらの技法を使って、うまくイラストを盛り付ければ、背景の描き込みやパースの正確さがなくても魅力的な絵に仕上がります。
デザイン背景の4つのテクニック
それでは、本書の描き方を実践していきます。
本書に出てくる、ベレー帽のお姉さんを描いてみました。
まだ背景に何もないバージョンです。

【テクニック1】背景を塗る
このやり方は最高にシンプルですね。あえて背景に何も描かない。

主役以外のモノがないので、主役にのみ注目がいきます。
ただし主役が埋もれないよう、色選びには注意です。
「背景を塗る」のポイント
ポイントは、イラストを観る人が興味を引くような仕草やポーズ、表情を描くことです。
背景が省略されている分、鑑賞する側は人物の仕草などで場面を補完しようとするので、想像がかきたてられて、絵に深みが出ます。

猫がケーキを狙ってる!
【テクニック2】フレームをつける
背景にフレームをつけるだけで、注目してほしい部分を目立たせることができます。

【テクニック3】関連性のあるモチーフを描く
関連性のあるモチーフを背景にちりばめれば、画面がにぎやかになるうえ、場面や人物の人柄を伝えることができます。

↑のように、「白のベタ塗りの窓」みたいなわずかなモチーフでも、室内にいる感じのイラストを演出できます。これはすごいテクニックだ。
【テクニック4】フォントを添える
フォント(=文字)を添えるだけで、絵がおしゃれになり完成度が上がります。
フォントは人物の表情と同じくらい注目させる効果があるので、見る人の目をひきつけます。

【実践】実際に描いてみたメイキング
ここまでが個別のテクニックの種類の紹介です。
本書の後半は、これらのテクニックを使ってどのように人物やモチーフをレイアウトしていくか、などといった「盛り付け方」が実例たっぷりに解説されています。
ということで、この本のやり方を参考に実際に描いてみたイラストのタイムラプスです。
フレームの応用アレンジで、フレームの中に別のシーンの絵を描くことで、一枚の絵の中でも繋がったストーリーを演出しています。
描き込まれた背景でなくても、シーンが想像できるイラストになって・・・いたらいいなと思います!

本の内容まとめ
- 難しい背景を描かなくても、魅力のあるイラストを完成させられる4つのテクニック
- ①背景を塗っただけでも、絵に深みを出すことができる
- ②フレームは注目してほしい部分を目立たせる
- ③モチーフを描くと画面がにぎやかになり、場面や人柄を表現することができる
- ④フォント(=文字)を添えるだけで、絵がおしゃれになる
- これらのテクニックを利用したイラストの盛り付け方を実例たっぷりに解説

イラストが映える デザイン背景のきほん(著:mashu)
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